化学室の中、測定器を前に誠は浮かない顔で立ち尽くしていた。 「とうしたんだ?さっきから難しい顔して」 誠の様子を不審に思った夕火は誠の顔を覗き込み、声をかける。 「いや、そういや化学工作部ってこの間爆発事故起こした所じゃねえか。本当にそんな奴らの改造した ... もっと読む

「っ、」 先を歩いていた男が、突然小さく声をもらした。 「痛いなあ。呪詛返しだなんて、君のお兄さんは日本呪術も得意なのかい、」 火傷のように赤くなった手の甲を見せて、酒谷は苦笑混じりに言った。 兄が呪詛返しなど出来るはずもない。返事の代わりに、癒音は軽く ... もっと読む

屋上にて富月茶羅は転がっていた 何故だか暫く動く気はしない 別に良い天気だし急いでる訳でもないし とにかく先程のことが頭の中でグルグルする ただそれだけなのだが 「クソが…」 思い出す度にイライラする その内にまた屋上の扉の開く音 キラキラと肩に届く ... もっと読む

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