カテゴリ:本編 > 本編(涙)

学校の屋上にて酒谷は佇んでいた 耳には青いイヤホン ただけして音楽を聞いている と、いう訳ではない 耳に付けているイヤホンからは戸惑った様な声が聞こえている 「やっぱりバレてたか」 つまりは盗聴機を聞いていた訳で それを聞きながらクスリと笑う ( ... もっと読む

ひとつの病院があった その病院は帝南から電車で30分のところにあって 病院または研究所でもあった 力が強く、まだまだ能力の自制が出来ない誠はよくこの病院に通わされていた だから当然顔見知りも多い 誠が病院に入ると顔を見るたびに 声をかけられる 頭を撫でら ... もっと読む

部屋には2つのベッドが両脇に並んでいた それぞれのベッドの隣には簡単な机が置かれていて そのベッドの片方に薄い青髪の色をした全体的に線の細い少年が腰をかけていた 何やら細かい字がびっしりの書類を読んでいるようだ 「ふぅ…」 自然とため息をすると同室の少年が ... もっと読む

ざわついた教室の中誠は声をかけた 「おい」 「なんだよ」 「生徒会が放課後来いとさ それだけだ」 誠が声をかけると当然ながら不機嫌そうに返事をする 「あ、あとアイツと一緒にな」 付け加えた様に葉山に指をさした 「……」 「……あぁ、分かった」 葉山と見つめあ ... もっと読む

「あーあ、また取りに行かねぇと…」 頭をかきながら一睨みをすると仲野はビクリと震えた 「あんまり睨むなよ 怖がってんだろ」 苦笑しながら仲野の肩に手を置く すると廊下から足音が近づく そして扉を開ける音 「おい、総合生徒会からの連絡で逃げるなと」 ... もっと読む

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