カテゴリ:本編 > 文化祭準備編

律夜が帰ったら後も誠は本を読んでいた。 日が傾き部屋が暗くなってきたことに気付き顔を上げた。 「(そろそろ食堂に行かないとな。)」 読んでいた文庫本を机に置いて立ち上がる。 文庫本の内容は何処にでもありそうなストーリーだった。 病を患っている主人公とその ... もっと読む

ふう、とため息を吐き、水道の蛇口を閉め、顔を上げた。 鏡には金の髪をした華奢な青年が映っていた。 鏡の中の自分の表情を見て、一瞬目を見開いた後、その表情を打ち消すように、にっこりと笑った。 律夜が洗面所から戻ると誠が不機嫌さを表わにした顔でこちらを見た。 ... もっと読む

携帯電話が、小気味良い電子音を奏でた。誠の呼び出し音とは違うものだ。 液晶を見ると、映っていたのは意外な名前だった。 「礼人、どうしたんだ」 『今度久地階さんが帝南に来るって聞いたんで』 連絡をとるのは、実に二年ぶりのことだ。変わらぬ悠々とした口調が龍斗 ... もっと読む

ここは学校の廊下 そう学校の廊下なんだ! 地味と言う言葉がピッタリな宮田翔はただ一点に目線を向けたまま固まっていた 周りを見渡せばこの学校の生徒達 いつもと唯一違うのは皆一点を注目してるだけ その一点の先に居たのは真っ白でふわふわの毛皮を付けた赤い瞳の ... もっと読む

「それでは、来月から文化祭がありますが、テストのことも忘れずに。」 体育館の教壇で真昼理事長の話が終わった。 体育館には小・中・高等部の生徒が並んでいた。 「何か連絡のある先生、もしくは生徒はいますか?」 教壇から離れたところで先生が声を掛けて、高等部の ... もっと読む

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